2022.06.14 

ものづくりベンチャー企業が行う理科実験教室とは?事例のご紹介!

はじめに

企業でCSRの企画を練らなければならない、地域の製品をPRしたいが展示しただけではなかなか人が集まらない、とお困りの方いらっしゃいませんか?

技術製品というものは、文章だけであるとなかなか人には伝わりづらく、うまく伝わらないと、開発しても会社の利益につながらないこともあると思います。

株式会社OUTSENSEでは、そのような企業を対象に、会社の技術や製品をわかりやすく伝えるための実験キットを開発し、実験教室を開催するサービスを開催しております。

今回は、弊社がセルフブランディングとして取り組んでいる、小学生、中学生をはじめとした学生を対象とした、理科実験教室の事例を紹介していきたいと考えております。

ものづくりベンチャー企業が開催する理科実験教室とは、どのようなコンテンツなのか。ぜひ本ページの内容を参考にしてください。

折り紙を用いた教材

OUTSENSEの持つ「折り工学」の技術とは?

OUTSENSE社では、「折り工学」をコア技術とし、試作開発から製品開発まで一貫して受託サービスを行っている会社です。

「折り工学」の3つの特徴を紹介します。

①折りたためること

折り目をつけることで折りたたむことが可能になります。これにより、収納しやすくなったり、輸送しやすくなったりするのが特徴です。

②折りをつけることで機能が変わること

折り目をつけることで、強度が強くなったり、音を集音したりすることが可能です。缶の製品に折り目がついているものがありますが、それも事例の一つです。

③複雑な形も簡単に作れるようになる

凸凹した形を作ることはとても難しいと思います。折り目を入れることでいろいろな複雑な形を作ることが可能です。紙を折りだけで鶴の形ができるのもすごいと思いませんか?

 

「折り工学」を理科実験のコンテンツへ

ただし、「折り工学」とは、実際に折られたものを見ないとどのように活用できるのかイメージしづらい技術でもあります。

そこで弊社が考えたのが「折り工学」を理科実験のコンテンツにすることでした。

理科実験のコンテンツにすることで、折り工学をわかりやすく人に伝えられるようになり、かつ、いろいろな分野の方に「折り工学」を知ってもらう機会にもつながりました。

製造業の方々で、技術をどう活用してよいかわからない、自社の技術をもっと多くの人に知ってほしいなど、お考えの方がいらっしゃれば、OUTSENSEの理科実験教室をご活用していただければと思います。

今までに開催した実験教室の紹介

様々なイベントにて、OUTSENSEは理科実験教室を開催しています。数多くの実施した例の中から、本ページでは3種類の事例を紹介していきたいと思います。

  1. 折り紙でモノの壊れ方を知ろう

羽田のイノベーションシティの1周年イベントとして、弊社も小学生を対象に折り工学の題材を用いた授業を開催いたしました。

折り工学の特徴である「折り目を変えると強度や特徴が変わる」を題材に、折り目を変えた三種類の折り紙を用意。実際におって立体の形にした後は、製造業の現場でも使われる衝撃試験を子供でも体験できるようにした実験キットで試験を行いました。

一日4回、二日で計8回のワークショップを開催しましたが、おかげさまで全ての回で満席となり、全体で48組、延べ200名ほどの方が参加してくださりました。

2. 風の力を使ってものを動かしてみよう

OUTSENSEでは、一般のお客様(小学3~4年生)を対象に、少人数での実験教室を長期休暇に合わせて開催しております。今回はGWの期間にて開催したものを紹介いたします。

この授業では、「風」をテーマにして実験を行いました。普段は目に見えない風も、折り目をつけて風のあたり方を理解することで、「なんで扇風機の羽は曲がっているのか」などの身近な疑問を理解していきました。親子で協力しながら実験を行うため、コミュニケーションも深まる機会だったのではないでしょうか。

こちらは、6組12名の方にご参加いただきました。

折り紙が月面の家に!?宇宙折り紙体験

こちらは宇宙のイベントの開催に伴い、OUTSENSEでは宇宙をテーマにコンテンツを提供させていただきました。弊社の従業員は現地にはいかず、事前に現場のスタッフさんに折り方を教育することで、実施いたしました。

OUTSENSEが開発している宇宙の居住施設に使われている折り紙の技術を子供達にも体験してもらうコンテンツを提供いたしました。

数多くのお子さんが折り紙を楽しんでいただいたとコメントをいただきました。

 

まとめ

本ページでは、ものづくりのベンチャー企業がなぜ理科実験教室を開催するのかを事例を交えながら紹介していきました。

OUTSENSEでは似たような課題をお持ちの製造業の方に対してサービスを行っております。ぜひ一度お問い合わせください。

無題のプレゼンテーション (1)

理数科目の基礎理解を深めるための理科実験教室と、理数科目を応用してさまざまな問題解決に実践的に取り組むものづくり体験を組み合わせて、テーマに合わせた体験型の授業を提供しております。