2021.11.06 ~ 07 (土曜日、日曜日)

OS理科実験教室「壊して学ぼう! 〜 折り紙でモノの壊れ方を知ろう 〜」を羽田イノベーションシティで開催いたしました。

はじめに

株式会社OUTSENSEでは、折り紙技術を用いた教育を目的とする理科実験教室を開催しています。

その一環として、2021年11月6日(土)、7日(日)に開催された「羽田スマートシティEXPO 2021」に参加しました。
イベントの期間中、折り紙技術を用いたお子さん向けワークショップと、折り技術の展示を行ないました。
休日の開催ということもあって家族連れの方でにぎわっており、多くの方に折り紙技術に触れていただきました。

今回は、イベントの様子をレポートとしてお伝えしていきます!

折り紙を用いた教材

OS理科実験教室「壊して学ぼう! 〜 折り紙でモノの壊れ方を知ろう 〜」開催!

テーマは「モノの壊れ方」。
3種類の折り目、3つの材料の筒を用意して、上からモノを落とした時にそれぞれどのような壊れ方をするのか実験をしました。

まず、当社のスタッフが講師となり、ワークショップを進めていきます。

最初に子どもたちに問いかけたのはモノをこわしてしまったことはあるか。

何人かの子はお皿やおもちゃを壊したことがあると元気に返答。

このやり取りを通じて、モノが壊れると元に戻らないこと、ばねのように変形しても元に戻るモノがあることを学びました。

折り紙を折ってみよう!

続いて、折る前の折り紙の折り目の模様を見て、どのような立体になるのかを考えました。
分からなくても、皆一生懸命に考えていました。

さて、次は実際に折り紙を折ってみます。
今回は、折り方は「吉村パターン」「ねじり折り」「六角柱」の3種類、
素材は、薄い紙、厚紙、プラスチックの3種類
の計9パターンの折り紙を用意しました。

「ねじり折り」などの折り方はなかなか難しく、苦戦している方もいましたが、どうにか折ることができました。

実験して壊してみよう!

折り紙を折れたら、次はいよいよ実験です。
高さ0.5mから水の入ったペットボトルを落とし、皆が折った筒がどのように壊れるかを観察しました。

実験を始める前には、お子さんに結果を予想してもらいます。
「六角柱はこわれない」「ねじり折りはつぶれちゃいそう」「プラスチックは強いから壊れないかな」など、
自由な意見を発表してもらいました。

いざペットボトルを落としてみると、折り方や素材の違いによって異なる壊れ方をしました。
そして、それぞれの筒がどの様に壊れたかを皆で観察し、実験は終了しました。

実験をまとめてみよう!

実験後は、それぞれの折り方と素材がどの様な特徴を持っていたのか、特徴によって壊れ方がどの様に変わるのかを確認しました。

最後には、吉村パターンが飲料用缶の表面パターンとして使われていること、六角柱はハニカム構造として段ボールに使われていることなど、
折り紙の特徴が日常生活の様々な所で生かされている事を紹介し、ワークショップを終了しました。

 

OS理科実験教室の魅力とは?

OUTSENSEでは、これから理科を学ぶ小学生、理科がちょっと苦手だなと思っている中学生を対象として、理数科目が楽しくなるプログラムをご用意してます。日々ベンチャー企業で行われているものづくり業務の体験を通して、理数科目の基礎理解と問題解決する思考プロセスを身につけます!

【プログラムの特徴】

リアルなものづくりを行う際に必要なお客様からの要望を正しく理解するための【分析】、問題解決を行うための【仮説】、仮説を検証するための【試作】、結果を確かめるための【実験】、理数を用いた現象を理解するための【考察】を行っていただきます。

弊社のコア技術である折り技術を用いたものづくり体験及び理科実験を行うことで、リアルにものに触れながら理数的に問題を解決する力を育みます。

参加者の声

今回アンケートに答えてくださった参加者の皆様の声をご紹介します!

 

“スタートアップの技術と教育の掛け合わせは新鮮でした”

“折り方により強度が変わる様子が興味深かったです”

“予想して実験してすぐ答え合わせできて子供が楽しそうでした”

“子供目線で分かりやすく興味をひく構成でした”

“壊れる予想をして実験するのが楽しかったです”

“つぶれたり、学んだりできていろいろ楽しかった”

“実際に自分で折ったものを実験できるところがおもしろかった”

まとめ

今回は一日4回、二日で計8回のワークショップを開催しましたが、おかげさまで全ての回で満席となり、全体で48組、延べ200名ほどの方が参加してくださりました。
また、ワークショップ以外にも、多くのお子さんが折り紙体験をしてくださいました。
今回のワークショップを通じて、多くの方に折り紙の楽しさと面白さを体験していただけたことを大変うれしく思います。

無題のプレゼンテーション (1)

理数科目の基礎理解を深めるための理科実験教室と、理数科目を応用してさまざまな問題解決に実践的に取り組むものづくり体験を組み合わせて、テーマに合わせた体験型の授業を提供しております。